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- 紺碧の艦隊
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『紺碧の艦隊』(こんぺきのかんたい)は荒巻義雄原作の戦記シミュレーション小説である。1990年に執筆を開始し、1996年に完結した。居村眞二によって漫画化されたほか、1993年〜2003年にかけてOVA化されている。
目次 [非表示]
1 概要
2 小説版
2.1 あらすじ
3 登場人物
3.1 日本(大日本帝国)
3.2 アメリカ(アメリカ合衆国)
3.3 ドイツ (ナチス第三帝国 後に神聖欧州帝国)
3.4 イギリス(大英帝国)
3.5 ロシア・その他
4 登場兵器
4.1 日本(艦船)
4.2 日本(航空機)
4.3 日本(陸上兵器)
4.4 アメリカの兵器
4.5 ドイツの兵器
5 アニメ版
5.1 スタッフ
5.2 主題歌
5.3 題名
5.4 紺碧の艦隊 特別編 蒼莱開発物語
5.4.1 あらすじ
5.4.2 スタッフ
5.4.3 登場人物
6 備考
6.1 作品の評価
7 関連項目
8 外部リンク
[編集] 概要
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『旭日の艦隊』とは表裏一体の関係にあり、また同時期の話として『紺碧の艦隊 特別編 蒼莱開発物語』および『旭日の艦隊 後世欧州戦史』がある。続編は『新・紺碧の艦隊』および『新・旭日の艦隊』。
小説版は徳間書店より新書全21巻が刊行されている他、2004年12月より順次文庫版の発売が開始された。アニメ版は全32話。
いわゆる架空戦記ブームを引き起こした作品。同一の世界設定を元に「紺碧」「旭日」という2シリーズを同時並行的に執筆しただけでなく(登場人物もクロスオーバーする)、それぞれのシリーズを別々の出版社から出版するという、出版業界として極めて異例の形を取ったことでも話題になった。 なお、ゲーム化もされスーパーファミコン版・PCゲーム版が存在する。
[編集] 小説版
小説の時系列順の題名リストはノートを参照。
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注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
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[編集] あらすじ
昭和18年4月18日、ブーゲンビル島上空で戦死した大日本帝国海軍連合艦隊司令長官山本五十六は、38年前の後世世界に高野五十六として生まれ変わる。前世と同じ悲劇を繰り返さないため、高野は、前世の日本より転生したものたちを集め、紺碧会を結成する。同じく、前世より転生した大日本帝国陸軍大臣大高弥三郎率いる青風会とともにクーデターを起こすものの、戦争への流れは変わらず「照和」16年12月8日午前零時、運命の開戦を迎えてしまう。高野らが前世の記憶を元に開発した「紺碧艦隊」は日本を、世界を救えるのか。
[編集] 登場人物
『紺碧』の登場人物(日本)の名は、明治維新で活躍した志士の名前からきているものが多い一方、読者や挿絵画家の名前を使っているときもある。
[編集] 日本(大日本帝国)
大高弥三郎(声優(以下「声」):藤本譲)
大日本帝国陸軍中将。前世日本からの生まれ変わりの一人であり、陸軍内から同じ志を持つ精鋭を集めて「青風会」を結成する。高野五十六率いる紺碧会とともにクーデターを起こし新政府を樹立、内閣総理大臣となる。陸軍の軍人でありながら海軍力を重視するという当時の陸軍ではきわめて珍しい人間である。恒久平和を目指すため、あえて戦争へと踏み切った。本人もそれを悔やんでいる。勝つ戦より負ける戦、つまりはより良き負けを目標に掲げている。趣味は碁。腕前はプロ並の実力を持つ。コミックとOVAとでは容姿が大きく違う。照和16年のクーデター直後に、組閣の大命が下ったことから、皇族と何らかの交流を有していることが暗示され、コミック版では明確に描写されている。
前世で該当する人物は不明(前世も陸軍軍人で昭和20年末に病没したという)。大日本帝国海軍中将小沢治三郎をモチーフとして創作された説あり。
高大弥四郎
大高の腹違いの兄弟で瓜二つ。(高大弥四郎というのはペンネーム)
高野五十六(声:屋良有作)
軍令部総長(クーデター後に就任)。前世では山本家に養子縁組して山本五十六となったが、後世では高野姓のまま。また、コミック・OVAでは前世で失われた指が暴漢の発砲により無くなったが、原作では無くなる事がない。軍国主義に走る日本の将来を危惧するとともに海軍から同じ志を持つ者を集めて精鋭集団「紺碧会」を結成し、大高弥三郎率いる青風会と一緒にクーデターを起こす。海軍の軍人としては初めて航空機による戦闘の重要性にいち早く気づいた人物である。「紺碧艦隊」及び「旭日艦隊」の生みの親。
西郷南州(声:塩屋浩三)
後世日本の副総理(後に大高の後を受け総理)。鹿児島県出身で、薩摩弁を喋る。
幕末の志士であり、明治の大日本帝国陸軍元帥兼明治政府参議西郷隆盛(号は「南洲」)をモチーフとして創作されたと思われる。
OVAでは西郷隆盛の風貌そのものであるがコミック版ではまったく違う。
木戸孝義(声:飛田展男)
後世日本の外相である。大高とは若き日からの付き合いであり、結成時からの青風会メンバー。
明治政府の総裁局顧問専任(実質的な初代宰相)木戸孝允をモチーフとして創作されたと思われる。
九重(声:菅原淳一)
前世でいう近衛文麿。公爵。OVA版では、貴族院の重鎮として、東方エルサレム共和国建国に関して、亡命ユダヤ人代表ラビとの交渉役を担う。
前原一征(声:田中秀幸)
海軍少将。表向きは照和16年12月のハワイ奇襲攻撃において戦死したとされ、日本海軍が誇る秘匿潜水艦隊「紺碧艦隊」の艦隊司令長官として活躍している。前世日本からの転生者の一人。紺碧会のメンバー。彼の生存は軍事機密とされ、大高や高野を初めとする軍上層部や政府幹部、東野源一郎らしか知らない。陸上において情報収集や基地の視察などには従軍画家、富嶽太郎(とみたけ たろう)画伯に変装し行動する。実際、絵の腕前は本物の画家にも引けを取らない実力を持つ。原作では海上にいる敵を察知できるなど超能力者だが、OVAではその描写はほぼ皆無。
名前は前原一誠をモチーフとして創作されたと思われる。
入江九市(声:飛田展男)
海軍大佐。紺碧艦隊旗艦伊601潜富嶽号艦長。後に亀天号・須佐之男号に転属する。実質的副司令官。前世日本からの転生者の一人。紺碧会のメンバーである。
名前は入江九一をモチーフとして創作されたと思われる。
蔵田育之進(声:新田三士郎→千葉一伸)
海軍大佐。富嶽号・亀天号・須佐之男号の航海長をつとめており副司令官と同等の地位の人物。前世では商船に乗っていて機雷により亡くなった。
品川弥治郎(矢冶郎とも記されることもある 声:大滝進矢→佐藤正治)
海軍中佐。イ601潜富嶽号先任士官。入江と同じく亀天号・須佐之男号に転属することになる。一時、新日本武尊に乗艦していたこともあった。
名前は品川弥二郎をモチーフとして創作されたと思われる。
寺島丑三郎(声:掛川裕彦→相沢正輝) FX
イ601潜富嶽号水雷長。大尉。
名前は寺島忠三郎をモチーフとして創作されたと思われる。
大竹馬太郎(声:森川智之→中博史)
航空特務大尉。イ601潜富嶽号搭載双発水上攻撃機「雷洋」1番機パイロット兼紺碧艦隊飛行長。コミックとOVAでは容姿が大きく違う。
山根周介
伊601聴音手。元は横須賀海兵団の海軍軍楽隊に所属していたが、音楽をやる者は耳がいいのではないかと思った前原が引き抜いて訓練した。二等兵曹。
楢木滋之
海軍大佐。伊502潜快竜号艦長で後に富嶽号艦長になる。
尾崎克彦
海軍中佐。伊503潜爽海号艦長で後に亀天号艦長になる。
伊藤正典
海軍中佐。伊501潜水神号艦長で後に須日経225
佐之男号に転属する。
山崎正登
伊901潜艦長。
高杉英作(たかすぎ えいさく、声:銀河万丈)
海軍中将。航空機動艦隊司令長官。前世日本からの転生者の一人で、ミッドウェー海戦で赤城に乗っていた。紺碧会のメンバー。
幕末の志士で奇兵隊創設者高杉晋作をモチーフとして創作されたと思われる。
人物像としては、毘沙門天(=多聞天)に関する会話から、山口多聞海軍中将がモデルという説がある。
九鬼鷹常(声:宝亀克寿→中嶋聡彦)
海軍中将。前原の士官学校時代の友人。特務海兵師団の司令官。前世日本からの転生者の一人。紺碧会のメンバー。
先祖が紀州の海賊という設定から九鬼水軍で有名な戦国武将九鬼嘉隆をモチーフとして創作されたと思われる。
川崎弘(声:吉川虎範→江川央生)
紅玉艦隊司令長官。前世日本からの転生者の一人。紺碧会のメンバー。後に戦時特例で元帥に昇格した。 外国為替
戦闘で負傷した際、入院先のコーチンの病院で担当になった看護婦を見染め、結婚したが、OVAでは触れられていなかった。
また、コミック版とOVA版では容姿、背丈が全く違う。OVA版の容姿のモデルは明らかにドクトル・ジャパン(森下仁丹商標の大礼服の人物)である。
坂元良馬(さかもと りょうま、初期は「坂本龍馬」となっている。声:掛川裕彦→相沢正輝)
主力艦隊司令長官。海軍中将。海軍の主力艦隊の指揮をとり、高杉艦隊の後詰や本土防衛を担当する。
幕末の志士で海援隊創設者坂本竜馬をモチーフとして創作されたと思われる。
東郷兵八郎(とうごう へいはちろう、声:郷里大輔)
海軍少将。朝日島設営輸送艦隊を護衛し、独潜水艦隊を撃滅した。前世日本からの転生者の一人。紺碧会のメンバー。
明治時代の大日本帝国海軍元帥東郷平八郎をモチーフとして創作されたと思われる。
松島大佐
轟大尉
松島大佐は朝日島設営輸送部隊の隊長。寅髭を生やしている。桜木大佐とは年来の親友である。轟大尉は松島大佐の副官。両人の設定・名前とも押川春浪の『海底軍艦』登場人物にちなむ。
桜木重雄 外国為替証拠金取引
海軍大佐。紺碧艦隊の印度洋作戦展開のため、急遽設営された前線基地、朝日島(第二紺碧島)の基地司令官を努める。名前は押川春浪の『海底軍艦』の登場人物にちなむ。
臼井丈男(声:松本保典)
海軍大佐、土浦水爆飛行団司令。超大艇「富士」3機を率い、独原爆工場を破壊した。
日向昭了(声:中博史)
高野五十六の側近。前世日本からの転生者の一人。紺碧会のメンバー。
厳田新吾
海軍所属だったが後に日本空軍の指揮官となる。紺碧会のメンバー。
苗字から日本海軍を経て航空自衛隊の幹部となった源田実がモデルと見られる。
桂虎五郎(かつら こごろう、声:長嶝高士)
陸軍元帥兼参謀総長。青風会のメンバー。第2次大戦後半で登場しなくなり退役したものと見られる。
幕末の志士桂小五郎をモチーフとして創作されたと思われる。
熊谷直(くまがいなお、声:水鳥鐵夫)
陸軍少将。後に戦時特例で元帥に昇格する。陸軍機甲師団「夜豹師団」を率いる。前世日本からの転生者の一人。青風会のメンバー。
源平合戦で活躍した武将熊谷直実に由来すると見られる
本郷義昭(ほんごう よしあき、声:?→古澤徹→松本保典)
陸軍少佐。諜報機関「東機関」指揮官。ナチスドイツに潜入し、ヒトラーの重要機密文書を盗み出す等、世界を股にかけて活躍している。青風会のメンバー。1931年、作家山中峯太郎が『亜細亜の曙』にて創作した諜報員本郷義昭がモチーフ。
瀬戸基(せと もとい{もときとも読むこともある}、声:細井治)
陸軍少将。熊谷の下、戦車連隊を指揮する。第三次大戦では中将に昇進し機甲師団を率いてアフリカ、欧州を転戦した。
伊唐秋彦(いとう あきひこ、声:千葉一伸)
陸軍大佐。熊谷付の参謀長。第三次大戦では瀬戸機甲師団の参謀長を務めた。
井上門多(いのうえもんた)
高杉艦隊参謀長で海軍大佐。名前は幕末志士の井上馨(通称は聞多)から採られていると推測される。
二本柳勝利(声:宮田浩徳)
紅玉艦隊航空参謀。川崎長官より、前原一征の素性をある程度知らされ、紅玉艦隊と紺碧艦隊の印度洋のUボート狩り共同作戦を行う。
柳本柳作海軍少将をモデルとして創作されたと思われる。